BE・LOVEで連載中の漫画「私たちはどうかしている」（安藤なつみ先生）
今日は、その漫画「私たちはどうかしている」69話を読んだので、ネタバレと感想をご紹介します。
七桜を殺そうとした女将ですが、七桜は多喜川に助けられていました。
しかし、それでも諦めない女将が七桜を刺そうとして、それを庇った多喜川は女将に背中を刺されてしまいました…
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私たちはどうかしているネタバレ 69話！女将は薫の母である美由紀をけしかけて…
女将に背中を刺された多喜川はその場で膝から崩れ落ち、驚いた女将の手から零れ落ちた短刀は畳に突き刺さります。
七桜は慌てて多喜川に駆け寄り、すぐに病院へと言いますが、大した傷じゃないと多喜川は言い、これで女将を警察に突き出せる、罪という名の地獄に道連れにできると恐ろしい表情で女将を睨みつけます。
それを聞いた椿は、やはり多喜川が父を殺したのだと言いますが、自分もずっとあの子と同じだったのだと言った多喜川の言葉を思い出した七桜は、多喜川は殺してないと言いました。
七桜の言葉に椿も、当の多喜川も驚きます。
七桜は、もう一度、多喜川は何もしていないと言いますが、多喜川は自分がやったのだと七桜から目を逸らしながら繰り返します。
多喜川はなぜ嘘をつくのか、その理由は一つしか思いつきません。
多喜川美由紀、あなたの母親と女将が言い、美由紀が自分をちゃんと殺してくれればこんなことにならなかったと目を伏せながら女将は告白しました。
それを聞き、多喜川は驚きます。
美由紀はいつも周りに流されて、一人ではなにもできない人だから、自分が背中を押してあげたのだと女将は言いました。
なんと、女将と秀幸の関係を知った美由紀はショックのあまり自殺を図って病院に入院することになってしまったのです。
そこに女将が見舞いに行き、秀幸の心を取り戻したければ、自分を消せばいいと言って包丁を美由紀に差し出し自分を殺すように仕向けました。
待っているだけでは幸せな日々は戻ってこないから家族のために行動しなければならないと煽り、明日の夜秀幸が会いに来てくれると美由紀に耳打ちし、秀幸はすごく優しく愛してくるのだと美由紀を揺さぶりました。
そして指紋が付かないようにちゃんと手袋をするようにと言い残して女将は帰っていきました。
椿があの日見たのは、七桜の母百合子ではなく、多喜川の母美由紀だったのです。
多喜川がその夜母の病室を訪ねると誰もいませんでした。
母が戻るのを待っていると、夜中に服が血だらけになった母が真っ青な顔で「ごめんなさい」と頭を抱えて戻ってきました。
女将は美由紀に刺され、横で眠っている椿に百合子がやったと言い残して死ねば百合子は殺人者になり、樹とは一緒になれないと考え、すべてをお膳立てしたのでした。
しかし美由紀は女将と樹を間違えて殺してしまったのです。
それを聞いた多喜川は女将が落とした短刀を拾い上げ、望みどおりに殺してやると襲い掛かりますが、七桜が必死に止めます。
女将は沢山の人の心を殺したのに、なぜ止めるのだと多喜川は言い、七桜もずっとそうしたかったのだろうと叫びます。
女将がいなくなればみんな幸せになれると。
女将がいる限り母である百合子は死んでもなお汚され続けると七桜も思ってきました。
しかしそう思うたび、女将が死んでも幸せにはなれない、さらに心が殺されて新しい悲しみと怒りが生まれるだけだと気が付き始めたのでした。
もう、誰にも苦しんで欲しくないと七桜は思っています。
以前、多喜川は七桜に百合子の一言で救われた、百合子の温かさが好きだったと言いました。
七桜も同じで、死にたくなるくらい辛かったときに多喜川に沢山救われたのです。
自分に差し伸べてくれた、あの温かい手で人を傷つけないで欲しい、多喜川に人殺しになって欲しくない、お母さんもそう思っていると七桜は多喜川に必死で訴えかけます。
しかし、七桜の言葉を聞いた女将が違うといい、美由紀が望んだのは秀幸を奪った今日子の死で、心底今日子を殺したかったのだと多喜川を煽りました。
女将の言葉で頭に血が上った多喜川は再び短刀を振り下ろしますが、女将の首の横の壁に短刀を突き刺します。
その多喜川の背中に七桜はすがりつき、自分はこれからも多喜川にお菓子を作って美味しいと言って食べてもらいたいと泣きます。
多喜川は家族が幸せだった頃に食べた百合子のお菓子を思い出しました。
真っ青な顔で戻ってきた美由紀に、自分が絶対に守るからと約束したにも関わらず、守ってあげられなかったと号泣します。
多喜川の父は多喜川を、多喜川は母を、真実を隠していたのは人への思いだったと七桜は涙を流します。
雲が晴れてやっと真実にたどり着くことができた七桜と椿でした。
椿は朝になったら警察に行くと女将に告げ、多喜川を病院へ連れて行く準備を始めました。
七桜と椿が多喜川のことに気を取られている間に女将は家を抜け出してしまいます。
それに気づいた椿が後を追うと、女将が警報機のなる踏切に進入しようとしていました。
気が触れてしまった女将には、遮断機の向こうに幼い椿を抱いた樹が見えていたのです。
女将が踏切の中に入ると二人の姿は消えてしまい、これが自分への罰なのだと悟ります。
電車が近づき、これでもう終わりと女将が思った瞬間、椿が女将を突き飛ばし、女将は線路わきに倒れ込みました。
椿の耳には今日子を守ってやって欲しいという父の声が聞こえ、電車が椿へと迫ります。
→「私たちはどうかしている」ネタバレ 70話に続く
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私たちはどうかしているネタバレ 69話の感想！
まさか真犯人が多喜川のお母さんだったとは！
確かに椿を妊娠するために女将は多喜川秀幸を利用しましたが、二人の間に愛情はなかったのに、美由紀さんはいいように利用されて人まで殺めて、女将は本当に恐ろしい人ですね。
七桜のお母さん、百合子さんの汚名は晴れましたが、真実を知った椿や多喜川さんはこれからどんな気持ち生きていくのでしょう。
椿は無事なのでしょうか。
まだまだ目が離せませんね。
まとめ
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