マンガMeeで連載中の漫画「鬼獄の夜」（加藤キャシー先生）
今日は、その漫画「鬼獄の夜」26巻を読んだので、ネタバレと感想をご紹介しますね。
その後を語る鷹介の話しに疑問をもつ灰原と美空
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鬼獄の夜 ネタバレ 26巻！その後を語る鷹介の話しに疑問をもつ灰原と美空
俺の長風呂に挑むたぁやるじゃねえか、その根性だけは認めてやる…そう言ってタバコをふかす茶山の向かいで、目にタオルを乗せボーッとしている灰原。
二人は長風呂対決をした末、すっかり火照った体でお座敷でくつろいでいて、茶山の腹に鬼によってつけられた傷はきれいに手当されています。
先に上がったのは茶山さんでしたけどね、と揶揄する灰原に、俺はまだいけた、あれ以上入ってたらおっさんには辛いと思ってあがってやったんだと言い張る茶山に、ハイハイと適当に返す灰原。
そんな二人のもとへ訪れる足袋に草履をはいた人物。
帰ったらもっかい勝負だ、と茶山が喧嘩を売っているところでガラリと開く障子。
遅えよ美空、コイツと二人で居るとか耐えられね、とてっきり美空が来たと思って振り返った茶山は、そこに一人の和装に青年が立っている事に気づきます。
美空ねえちゃん何処？そう親しげな呼称で美空を呼ぶのは鷹介でした。
しかし顔はどこか影のある笑顔です。
鋭い音を立てながら早足で廊下を歩いてくる美空。
ガラリと襖を勢いよく美空が開けると、鷹介おまえ生きてたのかと嬉しそうな声を上げる茶山が。
見ると鷹介の首に腕を回しながら頭を撫で回し、お前が中坊の時以来じゃねえか、スカした顔は変わってねえな、と再開を喜んでいます。
美空すげーぞ、と嬉しそうに美空が来た事に気づき振り返った茶山が、鷹介が生きてたんだよと頭を離し美空に鷹介を見せますが、鷹介は無表情で美空を見つめ、かつてとは違う様子に何も答えられない美空。
久しぶりだな美空ねえちゃん、少し痩せた？とやっと話しかけてきた鷹介。
そんな二人のどこかぎこちない雰囲気に、美空さん本当に彼がようすけ…と灰原が小声で尋ねようとした途中で鷹介に近寄った美空は、いきなり鷹介の頬を叩きます。
感動の再会のはずがいきなりビンタをかました美空に驚く灰原と茶山。
すると、ずっと心配してたのよ、とうつむきながら話し出す美空。
晴馬(美空の弟)と一緒に鷹介君も牡丹ちゃんも茜ちゃんも行方不明って聞いて、会えた牡丹ちゃん以外はもう諦めて…ポタリと床に落ちる滴。
私にとったら全員晴馬と同じきょうだいだと思っていたから、鷹介君が生きててくれて嬉しかったのに…そう話す美空を冷めた目で見つめる鷹介。
なのにどうして柴の仲間になってるの！？と、ガシッと鷹介の腕を掴み泣きながら訴える美空を何も言わずに無言で見下ろすだけの鷹介に、晴馬を殺した敵なのよ？と激しく美空が訴えていると、いきなり叩いたら可愛そうよ？と突然やってきたエリカが水を差します。
憎しみの目で睨みながら、またあなたの仕業ですか…と吐き捨てる灰原。
そのあからさまな態度に、私ってそんなに悪役に見えるの？と眉をひそめるエリカは、鷹介君は自分で望んで私達といるのよ、と衝撃的な内容を伝えます。
私ばっかり責められて困ってるの、ちゃんと説明してあげて？というエリカの声に、顔を青くしている美空の手首を握って腕から外し、美空ねえちゃん今すぐ出てって、二度と此処に来ないで、と命じる鷹介。
それをねえちゃんに言いにきたんだ、此処で見たことは他言無用って約束するなら、こちらも今後一切危害を加えない、そう一方的に伝える鷹介に驚く美空。
なに馬鹿な事言ってんの、こんなとこに残して帰れるわけないじゃない、と拒否する美空に、何処で生きようがねえちゃんには関係無いだろ、という冷たい返事が。
自分で自分の生き方を決めてなにがいけない？と顔を突き合わせる鷹介は、なにも知らないくせして勝手に正義を押し付けないでよ、と美空の思いを叩き切ります。
そんな鷹介の言動に、おいおい鷹介、と鷹介の胸ぐらを掴む茶山。
美空が心配してやってんのにそんな態度はねえだろ、と今にもキレそうな様子で鷹介に絡もうとした茶山でしたが、だめ！鷹介に触んないで！といきなり牡丹の横槍が入ります。
牡丹とも顔見知りのようだった茶山は、いきなり現れて鷹介との間に割って入った牡丹に驚き手を離し、牡丹か？と状況が飲み込めてない様子です。
すると突然目を血ばしらせてガタガタ震え出した牡丹。
みんなやっぱり嫌いなんだ…鷹介と私がいやなんだ！と絶叫しどう見てもおかしい牡丹に、呆然と黙って見ているしか無い美空。
大丈夫だよ牡丹、はい飲んで、と得体の知れない薬を牡丹に差し出す鷹介。
鷹介の手に出された何錠もの薬を貪るように食べる牡丹に、鷹介くん…と愕然としながらその恐ろしく異常な光景に思わず声を上げた美空に、良いんだよ、牡丹はこれで…と言って牡丹を抱き寄せます。
薬を飲んだ牡丹は途端に顔から力が抜け、ヨウスケェ、と鷹介に身を寄せながら虚に笑い、意識が朦朧としているようです。
そのショックな光景に立ち竦む大人達の前で説明する鷹介。
牡丹は贄取塚で嫌なモノを見すぎたんだ、茜とハル(晴)の死、そしてオレの死もね…
その衝撃の事実に、ハ？と話が飲み込めない美空。
オレは２年前のあの日に一度死んだんだ…そう告白する鷹介は、柴の元で倒れた光景を思い出します。
オレは二年前のあの日一度死んだ…眠るようにもたれかかる牡丹を胸に抱えて話し始める鷹介。
空が明るくなっていく中、そばでかごめかごめを歌いながら自分たちを探す柴から身を潜め、泣きじゃくる牡丹を宥める鷹介は、牡丹にここから一人で逃げるよう説得します。
しかし鷹介を置いて一人で行くことを嫌がる牡丹。
するとついに柴が足跡と腕時計を見つけそれを回収し、足を進めます。
無理じゃない一人なら…お願いだ、逃げるんだ牡丹。
鷹介の頭を膝に乗せ、その手を頬に当て自分を見下ろしながら泣きじゃくる牡丹に必死に言い聞かせる鷹介でしたが、うしろの正面だーあれ、とニヤけた顔で草陰から柴が現れついに二人を見つけます。
随分逃げ回ってくれたせいで夜が明けちゃった、といって近づいてくる柴に、もうやめてください、と言った牡丹は、なんと自ら服を脱ぎ、柴の前に立ち上がります。
私が鬼の生贄になります、そう決意した表情で前を隠し立ちはだかる牡丹に虚をつかれた柴。
もう逃げないから鷹介を助けて、と懇願する牡丹を必死に止めさせようとする鷹介。
そんな二人を見て、健気だなあ、と嗤う柴。
愛し合う二人が窮地に追いやられて、それでも互いを信じついに結ばれ、この人の為にだったらなんでもできる、決意を新たにするっていう…如何にも少女漫画に出てきそうなストーリーだ、と言いながら牡丹へ近づいた柴は、ヘドが出る、と言った途端思い切り牡丹のお腹に膝蹴りを入れます。
衝撃で倒れる牡丹。
足元に倒れた牡丹に、それじゃあ彼にチャンスをあげようか、と話しかけた柴は、残弾は四発、それを受けて彼が生きてたら助けてあげよう、と猟奇的な笑みを浮かべ、なんの躊躇いもなく鷹介へ四発を打ち込みます。
その光景を震えながら見てしまった牡丹は、最後の弾が打ち込まれる前に頭を抱え、やめて！と悲鳴をあげ、そして無常にも動かなくなった鷹介の髪を掴み上げ、だめだったみたい、と牡丹に見せながら笑う柴。
その姿を見て真っ白になる牡丹。
ただ殺しちゃうのは勿体なかったかな、そうだこれは餞別、と言って鷹介の口に何か薬を入れる柴は、もし君が適合できれば鬼として生き返れるかもね、と言って鷹介を離し立ち上がります。
すると柴に、私も殺して、とお願いする牡丹。
やっぱり私には鷹介を守る事も強くなることも出来ない…そう諦め涙する牡丹は、自分も鷹介と一緒に死にたいと柴に頼みます。
そんな牡丹に何を思ったのか手を引いて立ち上がらせ、牡丹に上着をかけ一緒に連れて行く柴。
地面に倒れ伏す鷹介は迫り来る死に、すでに何も見ることも聞く事もできなくなり痛みすら感じません。
柴と入れ替わりにやってきたエリカと、何かを話した柴は牡丹の背を押しながら去っていきます。
柴に背を押される牡丹に、オレが死んだら牡丹はどうなる？と牡丹を憂う鷹介。
鬼に襲われるところを考えてしまった鷹介は、あんな男に牡丹を渡せない、と強い思いが浮かび…
鷹介のそばへやって来たエリカに、何も感じない虫の息の筈だった鷹介は、体に力を入れ、エリカに掴みかかり腕に噛みつきます！
オレは死ねない！
怪我と高熱から回復して、正気を取り戻したのは、牡丹と別れてから2日後だった、という鷹介。
美空たちが贄取塚を去った後・・・あの時の牡丹は絶望して死を望んでいたから、自分たちに助け出されることを拒否して他人のふりをしたのか、と思い出す美空。
そして、今の話だと鷹介は柴に飲まされた薬で生き返ったということ・・・黄瀬も飲まされた、適合したら鬼になる薬、という灰原に、そういうことになるわね、と答えるエリカ。
同じ薬って、と驚く美空。
灰原は続けて、黄瀬も日没前は人間に戻っていたが、鷹介は日没後も人間に見える、と言いました。
すると鷹介は、牡丹を生贄にしない代わりに自分を研究に使って欲しい、と柴と取引をしたと答えます。
薬を飲んでも鬼化も副作用もない、柴は喜んで了承してくれた、けれども、牡丹の心は取り戻せなかった、と苦しそうに鷹介は言いました。
その時のことを思い出している鷹介。
めちゃくちゃな部屋にいる牡丹と鷹介。
鷹介に、来ないで、と物を投げつけた牡丹は、鷹介は死んだ、これは幻覚でニセモノ、みんな死んだのに自分だけ生きている、なんで私だけ、と苦しむ牡丹。
そんな牡丹に鷹介が声をかけると、違う、鷹介が生きていて欲しい、みんなが死んだのがウソ、あれが夢なんだよね、と牡丹は鷹介にキスをします。
そして、もうどこにも行かないで、ずっと側にいて離れないで、という牡丹。
ずっと一緒だ、と牡丹と約束する鷹介は、そのまま牡丹の胸にキスをして下半身を攻めていきます。
牡丹と一つになりながら、オレが全部辛いことは忘れさせるから、笑って牡丹、と言いました。
そして現実に戻り、牡丹は今が1番幸せなんだ、俺たちを想うなら関わらないでくれ、と鷹介は美空たちにいうのでした。
それに対して美空は、それのどこが幸せなんだ、現実から逃げているだけじゃないか、愛でもなんでもない、と怒ります。
ですが鷹介は、なんとでも言え、というだけ。
そこに灰原が入ってきて、話はそれで全部ですか、鷹介くんダウトです、と言いました。
え、と思う美空に、今の話は大事な部分が入っていない、鷹介がここに残る理由が全く入っていない、という灰原。
愛する人を守って恐怖から遠ざけ守りたい、それはわかるけれども、ここでなくてもそれはできるはず、と続けます。
それを聞いた美空は、確かに灰原のいう通り、牡丹を生贄にしないためなら鬼から離れることが最良、ということはここにいる理由を避けて話した・・・話にウソが混じっている？何かを隠している？と思うのでした。
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鬼獄の夜 ネタバレ 26巻の感想！
鷹介から、その後の話を聞けた美空たちだけど、何かがおかしい。
それに気がついた灰原さん、すごいですね。
鷹介は牡丹を守りたい、ならそこから逃げた方がいい。
たしかに、です。
なぜそこに留まるのか・・・鷹介は理由を教えてくれるのでしょうか？
でも横にはエリカ様がいるし。
次回も展開が気になります！
まとめ
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